「基礎代謝エネルギー」「と生活活動エネルギー」

人間が消費するエネルギーには「基礎代謝エネルギー」と「生活活動エネルギー」の２種類があります。基礎代謝エネルギーとは、呼吸をしたり、内臓を動かしたりと、人間の生態活動において消費されるエネルギーで、24時間何もしなくても消費されるエネルギーです。

成人女性の基礎代謝エネルギーは１日に必要な総消費エネルギーの60～80パーセントを占め、男性の場合は、70～80パーセントを占めています。基礎代謝の高い人のほうがじっとしていても消費されるエネルギーが多いので、太りにくい身体ということになります。

また、生活活動エネルギーとは、起きてから寝るまで、食事、入浴、通勤などの動きをともなった生活をするときに消費されるエネルギーのことです。

運動は、生活活動エネルギー消費量を増やすとともに、基礎代謝もアップさせてくれます。このことからも、太らない身体をつくるには、運動が必要不可欠といえます。

厚生労働省が発表している生活活動強度指数によると、指数が高いほど、消費するエネルギーが増えていくことになります。生活活動強度をベースに１日に必要とする消費カロリーの指針も示されています。ただし、身長や体重によっても個人差が生じるため、これらの数値はあくまでも目安としてください。